南風耕作堂雑記

追肥用ボカシ ５日目（ステージ１）

■午後０時で４４℃。諸般の事情で第二混合物（カニ殻１０ｋｇ・油粕２０ｋｇ・鰹煮粕３０ｋｇ・米糠・２０ｋｇ・籾殻少々）を投入・攪拌・水分足す。甘酸っぱい香りに鰹節臭加わる。
■水分はやや少なめ。一度「蒸す」感じで水分を一晩まわしておいた後に本格水分調整の予定。
生素材だと水をはじいてだまされやすい。
■混合後午後６時で２４℃。

追肥用ボカシ ４日目（ステージ１）

■１６日午後０時　　４３℃。
■１６日午後６時　　４２℃。攪拌１０分。
水加えたいけどもすこし我慢。鼻が痛くなるほどに芳香。

追肥用ボカシ ３日目（ステージ１）

■１５日午後０時。４２℃。
■１５日午後６時。４３℃。攪拌１０分。甘い香り続く。


■古い米糠、つまり酸化気味の部分には食いつきが悪い。

ボカシはどうしても作らなければというものではないと思いますが、仕込みの過程でダイナミックな発酵の過程を経験できるのは勉強になります。
苗作りも播種から本葉3,4枚程度までの管理は、本圃管理を凝縮した過程を経験できるので同じく勉強になります。本分論は持ち出しません。
実際の現場は苗を購入しないとやってられんような理由がごろごろしてますから。

追肥用ボカシ ２日目（ステージ１）

■１３日午後６時。攪拌した時点で１３℃。
■１４日午前８時。山中央表層から１０ｃｍで２４℃。


■１４日午後１２時。同　４０℃。
■１４日午後６時。同　４４℃。この時点で軽く攪拌１０分ほど。

■温度のあがりが早いのは種菌のせいと、包むシートも、場所も種菌と同一だったせい。
「ずっこ」して３棟ハウスの入り口で仕込んでいる。夜温・日中の気温も高いのも早い理由。
遮光はそれほど気にしないでブルーシート＆段ボール。



■水分多めのところと少なめのところを意図的につくってみたが、多めは温度上がりが遅かった。
あたりまえといえばあたりまえ。
■ボカシの水分加減は小麦粉を練ってパンケーキをつくるときに似ていて
ねちねちとふっくらの境界線は非常にシビアである。
ステージ１は「ふわさく」を目指し、ステージ２では「もっちり寸前」を目指す。

追肥用ボカシ 初日（ステージ１）

追肥用のNKボカシをつくることにした。
米糠１００ｋｇを回収してきた。
先日つくっておいた麹系種菌を混ぜ込んで、散水。ツミコミ。
水分はやや少なめ。


麹菌やケカビくん。よろしく。

土塊の接写。

３－２－１畝中頃表層から１０ｃｍほどのところを掘り返して接写


同


同


同畝肩表層・乾いているところ



以下おまけ
荒有機物セット


ボカシ（麹菌途中で軽く乾燥。種菌。）



上手に団粒化が進んでいて小団粒がネバネバで塊になりつつある。
掘り出した瞬間のレアなときは「ぷるんぷるん」してます。

定植カウントダウン ３棟３７ ４棟９７

■朝はまあまあの冷え込み。－２℃。
仕上げの荒土工仕上げ。背高山に堆肥と米ぬかぶっこんで耕運・畝立て。
雪でハウスが倒壊していらい久しぶりのハタケ復活。自家用のダイコンなど植える予定。
使わない農地は草ぼうぼうになりまする。


■その他細々と移動と整理。
堆肥舎のサイドにさしかけで肥料倉庫をつくる予定なので丁張いれて整地。
■４棟サイドの裾処理。３棟側も部長が仕上げ。残すは４棟フロントのみ。バンザイ。


■月の膨らみに乗じてハードなガテン系仕事が６日間連続。事故もなく乗り切りました。
長年の懸案事項がずいぶん改善されました。みなさんありがとう。よし。温泉で蘇生を。

上手

単管・木骨系の柱材を回収しに（解体前はここを参照）、早起きして加温機を譲ってもらった港町へ。
ところが近隣のリース屋さんは建設＆ショウガでトラックが在庫無し。
したがって　我が圃場→港町（トラック借りる）→我が圃場（ユンボ積み込み）→港町（ユンボ降ろして柱材引き抜き、積み込み）→我が圃場（柱材降ろす）→港町（ユンボ積み込み）→我が圃場（ユンボ降ろす・今日はここまで）
という往復バッタな一日であった。

ユンボおろしてさっそく持ち主のおじさんと引き抜き作業。


ローソク（パイプをコンクリートで巻いてある部分）が円錐状で多少は引き抜きに強い。７０ｃｍタイプ。
４９の単管パイプより一回り小さいパイプがローソク部にセットされていて、二つの部材をボルトで圧着している。
途中の地盤沈下や、工事のときの水平決めが楽なようにしてあるとのこと。



４０ｋｇほどあるのでなかなかに重い。運搬機を積む余裕はなかったので、抜いた後は人力で回収。５０本積み込んだ。腕ぱんぱんでございます。

ユンボ作業をはじめたとたんジャバらいくなおじさん（以下ジャバ敬称略）が
ｊ：「ところでの。おまん。上も下も両方いる？あ、そういるがかよ。ほいたらこりゃ部材が二つに分かれちゅうき。この前いいよった３００円は部材一つ分。」
は：「でたあああああああああああ」
（一筋縄ではいかんき警戒しよったに。おまんは一休さんか。土佐弁しゃべる一休さんか。）

は：「おんちゃん、そりゃいかん。なんぼゆうたちいかんろ。引き抜きもやりゆうしよ。」
（後戻り出来ない微妙な状況で切り出すジャバ恐るべし。）
ｊ；「うーん。ほんなら５００円。」
・・・しばしもみ合い・・・
は：「んもぉ。４００円で我慢するわぇ」
J：「兄さん、商売上手やにゃあ。ふぉふぉふぉふぉっ」
は；「どっちがで」
J：「んなら３０本しかいかん言いよったんど、５０本ばぁ持ってかえりや」

３００円×３０本が６００円×３０本になって
最終４００円×５０本になりました。
しょうばいのかみさま
ぼくはとくをしたのでしょうか
そんをしたのでしょうか
おしえてください

でも不思議なことに腹も立たないし一日中和やかに仕事は進んだのだ。
やっぱり得したかもしれない。

あいまあいまにミョウガの技術や跡取りの話
ジャバは奥さんと二人+パート一人でうん千万円の売り上げ。
（のわりに細かいかけひき）
でも子供がひとっちゃあよりつかん。誰かおらんか。３０ばあの。全部教えちゃおき。
１０年ばぁしたらハウスも全部売っちゃおき。などと。

ちなみにユンボ引取りにいったときに総務部長が同行。ジャバにスカウトされてました。

※間引き・コムギ種準備１０ｋｇ

促成栽培用ハウスコレクション

BTコレクション

自然は素晴らしい！バランスがとれている！！
とホザイてみたいです。

４－１奥に放置されていた己生えトマト。桃系ですな。


たった１本で５坪ほどを占有しちょりました。分枝しまくって最終的な枝は２００本ほど（笑
ヨトウが大沸きしてたけど気温が下がって弱ったところへ天然BT剤（土着の菌ね）が蔓延。
蔓延する条件が整うとあっという間に醸される。
けっこう大型のものも醸されているのでここらへん市販のBT剤と違う。
もしかして弱らせてからBT剤を散布すると効果が増すのではないだろうか。
あたりまえか。

醸されつつあるヨトウをかき集め冷凍保存。
当圃場の冷蔵庫には食品より種や怪しい生き物のほうが多く保存されています。

パオパオ（不織布）

「べたがけを使いこなす」という本が農文協から出ている。
（中古の値段みて驚いた。こんなもん買う必要なし。図書館へGO！）

不織布にも種類がたくさんあって、それぞれの特性を把握して使用すること。

■ナバナに使用したのは最も安価なもので、パプリカの保温トンネル用を流用。
画像上半分が被覆あり、下半分がむき出し。


雨後（被覆後トータル８０MMほどの降雨あり。一時的に豪雨）でこれだけ目詰まり具合が変わる。

発芽率及び発芽後の生育は「被覆あり」に軍配。
被覆下は適度な湿り気。
布の表面に蒸散した水分がくっついてお昼まで水滴で残っていた。

て書いても
来年になると銭を出し惜しみ、同じことを繰り返すだろう。
安物も乾かして紫外線のあたらないところへ置いておくとけっこう持つ。