2010年 01月 09日
-22020円 |
新カテゴリです。だらしなく増えていきます。
本来別ブログで書くべきことですがパスワードやらの管理が面倒くさいのでこのまま!
海老蔵くんは海沿いで農業研修中です。
独立まであと1,2年ということで、きたるべき時に備えて拠点を準備したい、
という目論見と
我々も冬に温暖なところで栽培したいという目論見が一致して
海老蔵くんのつてでアタラシキ農地を確保しました。
今日は記念すべき作業初日。
ちなみにこのカテゴリーでは海老蔵くんが独立するまで、
この圃場における収支を公開し、衆人の目にさらされながら
退路を断つ作戦で行こうといいうことに。
はっきりと農の内側もお見せしたほうが、新たなアイディアやご意見をいただけるかなという目論見もあります。目論見だらけです。
従って本日より作業時間と投資金額をあらあらで公開記録することになりました。
実費のみを計上しますので本来の会計とは異なることをご了承ください。
なるべく就農希望のみなさんにも参考になるように書こうと思います。
初日なので圃場の詳細も含めだらだらと記録。
話があったのは一地域3圃場。
2反、1反、1反。
先行して海老蔵くんが2日(5時間×2)草刈りをしてくれてます。
「チップソーが4枚も駄目になりました」なんてメールが届いてましたが
現場はどんなんかな。
■本日夜明けとともにボンを引きつれユンボを積んで出発。
トラックの運転の経験がないボンは眩しい朝日を浴びながら、助手席でうへっうへっと彼女とメール。
(彼の家は電波が届かないので、ふだんはメールチェックに圏内まで出かけるのです。)
蹴ろうと思いましたが足が届きません。
■1反圃場その1
ここはハウスを壊した後、一度ラッキョウの作付けがあって、すぐに使用可。
さい先がよいです。
■そしてメインの2反圃場全景。
まっかくだし使いやすそう。でもなにやらゴミのようなものがたくさん。。。
近づいてみてびっくり。
草を刈る前には気づかなかった(M工作員は気づいてたがS作業員が聞き流していた、との噂あり)ありとあらゆる資材が草に埋もれています。
到着して様子を見て第一声は
「休憩!!」
こういうときは慌ててはいけません。
そもそもこんな好条件の土地が「普通」に空いているわけはないのです。
公開できない理由もあるのですが、一番の理由はこの資材ゴミだったのかな。
これではNPOも手がでません。
逆に言えばだからこそ出会えた土地ともいえます。
避けては通れない難題が必ずセットです。
■ここはもともと2反のハウスが建ってたところで、隣にも朽ちかけたハウスがあります。同じ地主さんです。
つまり4反のハウスだったところの半分。
もとのハウスは骨材だけ、どなたかが持ち帰られてその他の資材は全部放置され、3,4年経過。
畝上の塩ビの潅水パイプ、マイカ線、サイドや埋め込みの古ビニール、釘でまくりのさん木、鉄製のアングル、巻き上げのパイプ、ブレース、動噴ホース、鍬にコンテナ、ポリポット。。。。
そして極め付きは「タコ糸つきメッシュ状エスター線。
こいつにはやられました。海老蔵くんが「草刈り泣きました」の意味がわかりました。
ほぼすべての圃場にこのタコ糸メッシュエスターと草がしっかりと絡み合い、引っ張ってもとれない、切ってもきりがないと、ヘビー級の開墾。
まだ木やカヤなどのブッシュや森のほうが楽ちんです。
これは僕だったら刈るのをあきらめるところですが、さすが海老蔵くん。
ようやりました。
これをプロに頼んで処理してもらうと
ざっと見積もって最低15万、とるところは30万。
本来ならプロに頼んでさっさと片付けてもらって、作付けしたほうが賢いかもしれません。
しかし
銭はない。
■結局以下の点に注意しながら作業を開始。
1動線計画をたてる。
どこからゴミを出すのか、ストックヤードや仕分け場所をどう確保するのか
2制限因子(人手、お金、作付けの時期・面積)をあぶりだす。
とりあえず半分。半分は最低でも春作第一弾にまにあうように確保しようと。
ユンボは配送の関係で今日がメイン。人力でできない作業を先に。
3作業計画をたてる。
1)コーナーと出入り口、ストックヤードの確保(さらなる草刈り、掃除)
2)大物埋もれゴミをユンボで掘り出す。同時にカヤの大株も掘り起こし。
3)大物ゴミの集積
4)小物ゴミ拾い
5)エスターメッシュを表層土(雑草の根ごと)とともにユンボの排土板で押して集積
邪魔にならないところにかためて、有機物を腐らせる作戦
6)大物ゴミの仕分け
塩ビ、鉄、木材、ポリ、ビニール、エスターなど樹脂類
7)ゴミの処分
本日、ボン、ワタクシ、午後3時から海老蔵くんで6)の塩ビまでたどりつきました。
あと2日ほど必要です。
途中、西のドンがわざわざよってくれて、有価物の引き取り先を教えてくれました。
ありがとうございました。出口がないと困りますものね。
今日はここまで。
■本日までの収支
経費の部(実費のみ計上)
3トンダンプリース 6000円(あぶみ込み)
軽油 配送分 1660円
軽油 ユンボ分 860円
地主さん等お土産 3200円
バイト代 5200円
チップソー4枚 2800円
混合ガソリン 900円
シャーシグリス 200円
お茶その他 1200円
計22020円
収入の部
0円。
のべ労働時間(移動、打ち合わせ等除く、実作業時間・バイト込み)
25時間(4反)
■追記
いちばんこわいのは
地元では手が出せなかったが
よそ者がきてきれいにしてくれた。
そろそろワシも使いたい、、、
なんていうのです。
海老蔵くんはすっかり地元民です。人的安全保障も築きつつあります。
だいじょうぶでしょう。
本来別ブログで書くべきことですがパスワードやらの管理が面倒くさいのでこのまま!
海老蔵くんは海沿いで農業研修中です。
独立まであと1,2年ということで、きたるべき時に備えて拠点を準備したい、
という目論見と
我々も冬に温暖なところで栽培したいという目論見が一致して
海老蔵くんのつてでアタラシキ農地を確保しました。
今日は記念すべき作業初日。
ちなみにこのカテゴリーでは海老蔵くんが独立するまで、
この圃場における収支を公開し、衆人の目にさらされながら
退路を断つ作戦で行こうといいうことに。
はっきりと農の内側もお見せしたほうが、新たなアイディアやご意見をいただけるかなという目論見もあります。目論見だらけです。
従って本日より作業時間と投資金額をあらあらで公開記録することになりました。
実費のみを計上しますので本来の会計とは異なることをご了承ください。
なるべく就農希望のみなさんにも参考になるように書こうと思います。
初日なので圃場の詳細も含めだらだらと記録。
話があったのは一地域3圃場。
2反、1反、1反。
先行して海老蔵くんが2日(5時間×2)草刈りをしてくれてます。
「チップソーが4枚も駄目になりました」なんてメールが届いてましたが
現場はどんなんかな。
■本日夜明けとともにボンを引きつれユンボを積んで出発。
トラックの運転の経験がないボンは眩しい朝日を浴びながら、助手席でうへっうへっと彼女とメール。
(彼の家は電波が届かないので、ふだんはメールチェックに圏内まで出かけるのです。)
蹴ろうと思いましたが足が届きません。
■1反圃場その1
ここはハウスを壊した後、一度ラッキョウの作付けがあって、すぐに使用可。
さい先がよいです。
■そしてメインの2反圃場全景。
まっかくだし使いやすそう。でもなにやらゴミのようなものがたくさん。。。
近づいてみてびっくり。
草を刈る前には気づかなかった(M工作員は気づいてたがS作業員が聞き流していた、との噂あり)ありとあらゆる資材が草に埋もれています。
到着して様子を見て第一声は
「休憩!!」
こういうときは慌ててはいけません。
そもそもこんな好条件の土地が「普通」に空いているわけはないのです。
公開できない理由もあるのですが、一番の理由はこの資材ゴミだったのかな。
これではNPOも手がでません。
逆に言えばだからこそ出会えた土地ともいえます。
避けては通れない難題が必ずセットです。
■ここはもともと2反のハウスが建ってたところで、隣にも朽ちかけたハウスがあります。同じ地主さんです。
つまり4反のハウスだったところの半分。
もとのハウスは骨材だけ、どなたかが持ち帰られてその他の資材は全部放置され、3,4年経過。
畝上の塩ビの潅水パイプ、マイカ線、サイドや埋め込みの古ビニール、釘でまくりのさん木、鉄製のアングル、巻き上げのパイプ、ブレース、動噴ホース、鍬にコンテナ、ポリポット。。。。
そして極め付きは「タコ糸つきメッシュ状エスター線。
こいつにはやられました。海老蔵くんが「草刈り泣きました」の意味がわかりました。
ほぼすべての圃場にこのタコ糸メッシュエスターと草がしっかりと絡み合い、引っ張ってもとれない、切ってもきりがないと、ヘビー級の開墾。
まだ木やカヤなどのブッシュや森のほうが楽ちんです。
これは僕だったら刈るのをあきらめるところですが、さすが海老蔵くん。
ようやりました。
これをプロに頼んで処理してもらうと
ざっと見積もって最低15万、とるところは30万。
本来ならプロに頼んでさっさと片付けてもらって、作付けしたほうが賢いかもしれません。
しかし
銭はない。
■結局以下の点に注意しながら作業を開始。
1動線計画をたてる。
どこからゴミを出すのか、ストックヤードや仕分け場所をどう確保するのか
2制限因子(人手、お金、作付けの時期・面積)をあぶりだす。
とりあえず半分。半分は最低でも春作第一弾にまにあうように確保しようと。
ユンボは配送の関係で今日がメイン。人力でできない作業を先に。
3作業計画をたてる。
1)コーナーと出入り口、ストックヤードの確保(さらなる草刈り、掃除)
2)大物埋もれゴミをユンボで掘り出す。同時にカヤの大株も掘り起こし。
3)大物ゴミの集積
4)小物ゴミ拾い
5)エスターメッシュを表層土(雑草の根ごと)とともにユンボの排土板で押して集積
邪魔にならないところにかためて、有機物を腐らせる作戦
6)大物ゴミの仕分け
塩ビ、鉄、木材、ポリ、ビニール、エスターなど樹脂類
7)ゴミの処分
本日、ボン、ワタクシ、午後3時から海老蔵くんで6)の塩ビまでたどりつきました。
あと2日ほど必要です。
途中、西のドンがわざわざよってくれて、有価物の引き取り先を教えてくれました。
ありがとうございました。出口がないと困りますものね。
今日はここまで。
■本日までの収支
経費の部(実費のみ計上)
3トンダンプリース 6000円(あぶみ込み)
軽油 配送分 1660円
軽油 ユンボ分 860円
地主さん等お土産 3200円
バイト代 5200円
チップソー4枚 2800円
混合ガソリン 900円
シャーシグリス 200円
お茶その他 1200円
計22020円
収入の部
0円。
のべ労働時間(移動、打ち合わせ等除く、実作業時間・バイト込み)
25時間(4反)
■追記
いちばんこわいのは
地元では手が出せなかったが
よそ者がきてきれいにしてくれた。
そろそろワシも使いたい、、、
なんていうのです。
海老蔵くんはすっかり地元民です。人的安全保障も築きつつあります。
だいじょうぶでしょう。
by kousakudou
| 2010-01-09 22:37
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