2010年 07月 10日
番外 |
■おどりゃぁあと早起きしてパプに潅水まわし産直系に納品して東へ。
我々がなし崩し的に栽培を続けているパプ品種。
我々のほかに生産者は促成の作型で1名、計2名だけである。
■その促成のMさんの圃場へお勉強しに。
今期はもうすぐ終了ということなので思い切ってでかけてみた。
■行ってみればトマトのN野さんのご近所。
ここも海が見える。お日様2個の環境である。
■終わり間際の様子なので状態はよくないとのこと。それでも収量はそこそこあげているほうだと思う。
今期のまずかった点として以下を説明してくれた。
・マルチの色の発注ミスで透明を使用したこと(3月より被覆)
・奥さんが入院したどたばたで通路用潅水チューブを設置し損ねた。
・以上の2点により土壌を乾燥させすぎた。
・3,4月の成りこみはすごかったが、販売とのマッチングが悪く採り遅れ気味に。
・乾燥と成り疲れで樹勢が弱り、カイガラ系の害虫や黒枯れが後半蔓延。
とにかく過乾燥は命取りということである。
■スワルスキーはこじゃんと働いたそうで、スリップスやコナジラミ系は問題にならなかった。
■ヨトウではなくオオタバコガが「えらかった」。これは後半抑えきれなかった。
■畝は高くし点滴チューブに液肥を混入できるようにしてある。水の追いかけ方を季節別に習う。
点滴だけだと乾きすぎるので通路潅水は必須。梅雨明けには水を流しても良い。
点滴チューブの尻の仕舞いは以下画像。廃液の処理ができるようにしてある。
■詳細は個人の蓄積があるので割愛するが肥料も(特に窒素量)思ったより少なかった。
何かが不足しているから入れろというのは資材屋さんの常套手段。
不作のほとんどの症例が入れすぎによるものであると。ビンゴ。
■そして特筆すべきはやはり水の質。アミノ酢を混入している。ボカシを自作している。
土壌pHはかなり高そうだったが「採れたらえいろぉ」と笑ってらした。
■その他細かい質問や疑問にも丁寧に答えてくれた。
品種の癖も教えていただいた。
わからないことはわからないとはっきり言ってくれた。これ、とても大事である。
■もっと早く訪れていたらなあとも思ったが、技術の軸がぶれている状態で話を聞いても振幅幅が大きくなるだけだっただろう。今日のタイミングでよかったのだ。あーだこーだの時間も必要だったのだ。
■初対面だった。ぱっとみ60代半ばかなと思ったけど、後でお年を伺うと70代半ばであった。
とても若くみえる。ほぼ一人(時々手伝い1名)で2反のハウスをまわし米3反もやっつける。
奥さんが「スーパーおじいちゃんぞね」と褒めてた。なんかええなあ。
ありがとうございます。も少し凌いでみます。
自分たちの作の終わりに似た風景を他所ではじめてみた。
不思議な気分である。
我々がなし崩し的に栽培を続けているパプ品種。
我々のほかに生産者は促成の作型で1名、計2名だけである。
■その促成のMさんの圃場へお勉強しに。
今期はもうすぐ終了ということなので思い切ってでかけてみた。
■行ってみればトマトのN野さんのご近所。
ここも海が見える。お日様2個の環境である。
■終わり間際の様子なので状態はよくないとのこと。それでも収量はそこそこあげているほうだと思う。
今期のまずかった点として以下を説明してくれた。
・マルチの色の発注ミスで透明を使用したこと(3月より被覆)
・奥さんが入院したどたばたで通路用潅水チューブを設置し損ねた。
・以上の2点により土壌を乾燥させすぎた。
・3,4月の成りこみはすごかったが、販売とのマッチングが悪く採り遅れ気味に。
・乾燥と成り疲れで樹勢が弱り、カイガラ系の害虫や黒枯れが後半蔓延。
とにかく過乾燥は命取りということである。
■スワルスキーはこじゃんと働いたそうで、スリップスやコナジラミ系は問題にならなかった。
■ヨトウではなくオオタバコガが「えらかった」。これは後半抑えきれなかった。
■畝は高くし点滴チューブに液肥を混入できるようにしてある。水の追いかけ方を季節別に習う。
点滴だけだと乾きすぎるので通路潅水は必須。梅雨明けには水を流しても良い。
点滴チューブの尻の仕舞いは以下画像。廃液の処理ができるようにしてある。
■詳細は個人の蓄積があるので割愛するが肥料も(特に窒素量)思ったより少なかった。
何かが不足しているから入れろというのは資材屋さんの常套手段。
不作のほとんどの症例が入れすぎによるものであると。ビンゴ。
■そして特筆すべきはやはり水の質。アミノ酢を混入している。ボカシを自作している。
土壌pHはかなり高そうだったが「採れたらえいろぉ」と笑ってらした。
■その他細かい質問や疑問にも丁寧に答えてくれた。
品種の癖も教えていただいた。
わからないことはわからないとはっきり言ってくれた。これ、とても大事である。
■もっと早く訪れていたらなあとも思ったが、技術の軸がぶれている状態で話を聞いても振幅幅が大きくなるだけだっただろう。今日のタイミングでよかったのだ。あーだこーだの時間も必要だったのだ。
■初対面だった。ぱっとみ60代半ばかなと思ったけど、後でお年を伺うと70代半ばであった。
とても若くみえる。ほぼ一人(時々手伝い1名)で2反のハウスをまわし米3反もやっつける。
奥さんが「スーパーおじいちゃんぞね」と褒めてた。なんかええなあ。
ありがとうございます。も少し凌いでみます。
自分たちの作の終わりに似た風景を他所ではじめてみた。
不思議な気分である。
by kousakudou
| 2010-07-10 23:55
| 赤栽培録